少しでも困っている人々の力になればと、本サイトを運営させてもらっております。良かれと思って書いておりますが、誤りがありました。心より深くお詫び申し上げます。
全て私自身に非があります。本当に深謝いたします。まだ行動に移していない方は、使用しないでください。将来選択の余地がなくなってしまいます。
わしの体験談から驚くべき真実を書いていきます。参考にしていただけると幸いです。
アトピー歴
そもそも何に対して謝っているかというと、アトピー治療薬のプロトピックについてです。
本サイトを訪れたことがある方はご存知かと思いますが、わし自身も幼少のころからアトピーに悩まされてきました。悪徳商法のアトピービジネスにも、何度も騙されてきました。もうこれ以上被害者を出さないためにも、アトピービジネス撲滅のためにも、勉強をして正しいことを伝えてきたつもりでした・・・。
しかしこのプロトピックという薬に、重大な問題があることが判明したのです。
幼少の頃や10代の頃は、親に連れられて専門の病院へ行くのが当たり前になっていて、当時は保湿系の軟膏とステロイドを混ぜた外用薬を使用していました。20代や30代の頃は、悪化したら病院へ行き、好転したら放っておくという怠惰な生活を送っていました。そりゃ良くならないですよ。今から考えると酷い状況でした。
そして40代になり、本気でアトピーを治そうと色々調べたり、病院にもきちんと行くようになりました。この頃は弱いステロイドを使用していて、一定の状態を保持していました。
そんなある日に、目の不調で眼科に行った時に、眼科医から次の一言を言われました。
「高橋さん。このままステロイドを使用し続けると、近い将来に緑内障になるよ。ステロイドは止めた方が良いですね。」と。
もうこうなったら皮膚科の先生に相談するしかありません。皮膚科の先生に言われたのが「ステロイドを使用していないアトピーの新薬がありますよ。」とのこと。そりゃあ、藁にもすがる思いですし、ステロイドを使い続けるのも心配ですし、緑内障になるのも怖かったので、医師の言う通りプロトピックを使うことにしたのです。
燃えるように熱い
ちゃんと調べることもせずにプロトピックを使用しました。いざ塗ってみると『燃えるように熱い』んですよ。これが。
熱いわ、痒いわ、もうてんやわんやです。速攻でシャワーを浴びにいきました。本当にこれでアトピーが良くなるのか不安でいっぱいでした。
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翌日にもう一度皮膚科に行って、医師にその旨を伝えたところ、小児用というのがあるとのこと。プロトピックの成分を軟膏などで薄めているものです。最初は小児用で皮膚を慣らした方が良いと言います。「なんで最初っからそう言わないの?」とは言えません。ビビリですから。はっはっはっはー。
帰宅して小児用を塗ると全然熱くありません。「なぁんだ、これで良かったじゃん。」って感じです。数日使ってみるとステロイドの時よりも改善している気がします。小児用が無くなった頃には、通常のプロトピックでも熱くなくなりました。
「これは、なんて良い薬なんだろう。」そう思わせるほど、みるみる良くなっていったのは事実です。
ただ薬を変えただけではなく、ボディソープから石鹸に変更したり、食物アレルギーを接種しないように注意したり、静電気やストレスを溜めないようにしたりしました。複合的な要因で改善しているのでしょうが、驚くほど綺麗になったのを覚えています。
そしてつい先日まで疑うこともなくプロトピックを使用していましたし、本サイトでも勧めてしまいました。本当にすみませんでした。
もう後悔しても、どうすることも出来ません。タイトルにある通り、選択の余地がなくなってしまったのです。
何があったのか
本人の承諾を得ていないので、詳しいことは省かせてもらいますが、わしの大切な人が『ある病気』になってしまいました。今も治療を続けていますが、あらゆる選択肢がある中で、骨髄移植が有効な手段だということになりました。
迷うことなどありません。わしの骨髄で助けられるのであれば、安いもんですよ。はっはっはー。
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まず移植が可能かどうかの判別をしなければいけません。白血球の型が一致しているか検査をしました。一週間後に結果が届いたら、見事に一致していたのです。もうそりゃ大喜びですよ。おっさんながら小躍りしたくらいです。
ドナーになった場合、一週間くらいの入院が必要らしいんです。会社にも事情を伝えて、有給を使おうかなどと考えていたら、移植手術は5ヶ月後だと言われました。
えええっ!?
一致しているんだったら、なるべく早くやってほしいもんですよね。素人ながら勝手に考えてしまいます。日々症状は悪化していくかもしれませんし、早い方が良いように感じちゃいます。ただ病院や医師にも都合があるのでしょう。5ヶ月後まで待つことにします。
そして4ヶ月ほど経った頃に病院から連絡がありました。説明を受けたり、わし自身の病歴など聞き取るため面談をするというのです。昨年までの健康診断の結果やお薬手帳を持ってきてほしいと言われます。面談の後にも簡易的な健康診断も受ける様に促されます。
そこで衝撃の事実を知ることになったのです。それは・・・
後悔する前に
お医者さんから告げられたのは「ドナー失格」という驚愕の言葉でした。
えっえっえっえっえっえっえっ!?!?!?
意味が分からない。
どういうことなのか、説明を聞くと「プロトピックを過去に一度でも使用している人は、移植のドナーにはなれないんです。」とのこと。
はあぁぁぁぁ!?
どうやら移植手術後の患者さんに必要な飲み薬『タクロリムス』という免疫抑制剤のお薬を塗り薬にしたものが『プロトピック』だそうです。つまりプロトピックを使用している人の骨髄や臓器は移植に使用できないとのことです。
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プロトピックの使用を中止したらドナーになる権利は復活するのか聞いてみたところ、答えは「NO」。過去に一度でも使用したことがある人は、絶対にドナーにはなれないと言われてしまいました。
そうなんです。後悔しても遅いんです。大切な人どころか、もう誰も救うことが出来なくなってしまいました。
初めて使用する時にも、そんな説明は聞いていませんし「ほとんど副作用のない素晴らしい薬ですよ。」って言われたから使っていたのに・・・。
なので、まだ使用していない人には、プロトピックを使わないでほしいです。後悔する前に。
正しい情報
今回は非常に残念な結果になってしまいましたが、未来ある人たちにとっても、大切な人を守りたいと思っている人にとっても重要なのは『正しい情報』です。
怒っているわけでもありませんし、クレームをつけるわけでもありませんが、「おかしい」と言わせてください。
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まずプロトピックが開発されたのが、1999年です。わしが使用する何年も前のことです。開発された段階で製薬会社、日本移植学会、皮膚科医、厚生労働省などなど、移植出来ない薬であることは分かっていたはずです。
それなのに情報が出てきていない。おかしいと思いませんか?
プロトピックのデメリットは、未だに
・熱く感じる
・リンパ腫や皮膚がんのリスクがある
・目の周りに使用しない
・日光や紫外線を避ける
・腎障害を起こす可能性が高い
これだけです。骨髄移植、臓器移植のドナーになれなくなるとは、どこにも書いていません。明らかにおかしいですよね。
また面談までの4ヶ月は一体何だったのでしょう。白血球の型を検査する時に、アトピーであることも伝えていますし、プロトピックを使っていることも伝えました。なぜ保留にされていたのか理解できません。
その時点で判明していれば、新たにドナー探しも出来たでしょう。時間だけが無駄に過ぎていってしまいました。
正しい情報が一日でも早く、一人でも多くの人に届くことを願っています。
まとめ
プロトピックの知られていない驚くべき真実を書いてきました。いかがだったでしょうか。
酷かったアトピーがプロトピックのお陰で、かなり良くなったのも事実です。ただ今回のデメリットは、泣くに泣けないことでしたし、知らない人が使用して後悔するのも嫌なので、お伝えしておこうと思いました。
知らなかったとはいえ、プロトピックを勧めてきて本当にすみませんでした。まだ使用していない人は、冷静になって一度きちんと考えてください。
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現在のわしはというと、ワセリンで保湿をして、なるべくプロトピックを使わないようにしています。まだ手放すことは出来ないんですが、数日間に一回だけ、酷いところにだけちょっと塗る程度です。
食事、着衣、お風呂、掃除、湿度などなど、色んなことを試して改善してきました。そしてまだまだ良くなるはずです。一緒に頑張っていきましょう。
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