世界中で大ベストセラーになったので、もうすでに読んでいるかもしれません。
それは『チーズはどこへ消えた?』です。
もしあなたがまだ読んでいないのでしたら、この本はおすすめします。絶対に読んでおくべき本だという事です。
それでは詳しく解説していきます。
『チーズはどこへ消えた?』のあらすじ
この物語は二匹のネズミ『スニッフ』と『スカリー』、そして二人の小人『ヘム』と『ホー』が登場します。
舞台は自分たちの居住地である迷路の中。そこは至る所に、チーズが隠されているのです。
二匹と二人は家を出て、毎日チーズを探し求める日々でした。そんなある日、ステーションCという場所で大量のチーズを発見します。
これが、ネズミと小人の行動や思考に変化をもたらすのです。スニッフとスカリーは朝早くから家を出て、せっせとステーションCに向かいます。
しかしヘムとホーはステーションCのそばに引っ越しをし、朝はゆっくりと過ごし昼過ぎにチーズへと向かう様になるのです。
チーズのある場所が分かったので、二人は今までの様にチーズを探さなくてよくなりました。
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今日から実践できる人生の成功法則『損して得取れ』
そんな時に事件が起きます。あんなに大量にあったチーズが消えてしまったのです。実際にはチーズが消えたのではなく、彼らが食べた結果無くなっただけなんですけどね。
二匹のネズミはステーションCを見つける前と同様に、一日中チーズを探して迷路の中を走り回ります。しかし二人の小人は「そんなはずはない」「無くなった原因を探ろう」として、ステーションCから離れようとしませんでした。
今日こそはきっと、大量のチーズが置いてあるだろうと確認するだけの日々です。そして、とうとうホーはステーションCから離れる決心をします。
反対するヘムを残して、迷路の中へ駆け出していきました。さて二匹と二人は、無事にチーズを手に入れる事が出来たのでしょうか。
人生に置き換えて
『チーズはどこへ消えた?』は物凄くシンプルでいて、しかも人生を明確に示しています。一時間もあれば、読み終えてしまうほどの作品なんです。
チーズとは一体何なんでしょうか?
人生の成功?
高額な収入?
素敵な恋人?
大切な家族?
人としての豊かさ?
幸せ?
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ビジネスの成功もしくは起業をするのに必要な条件を明かします
それは読む人によって様々だと思います。人生において物事は変化し続けます。それは突然起こる事もあるでしょうし、変化する前に現象が表れる事もあるでしょう。
変化を予期することが出来れば、対処の仕方も考えられます。ですが突然の変化にはどう対処すれば良いのか・・・。
とてもページ数が少ない本ですが、この『チーズはどこへ消えた?』は、三章の構成になっています。この本を読んだ大人たちによる、ディスカッション形式もあり、「自分はどのタイプだ」「あいつはヘムそっくりだ」とか話し合っています。
まだの人には、是非読んでほしいのですが、あなたは『スニッフ』『スカリー』『ヘム』『ホー』のどのタイプに近いですか?
迷路は、まるで私達の人生そのものだと私は感じました。右へ行くのか左へ行くのかは、選択するべき方向を表しています。
人生で後戻りが出来ないと、後悔している人が多いですが、絶対に後戻りが出来ない選択などそうそうありません。自分の頭の中で「後戻りが出来ない」と、勝手に決めつけているに過ぎないのです。
絶対に読んでほしい理由
あらすじに書いた内容は、極々一部を切り取った前半部分です。当然の事ながら大切なのは後半部分に書かれています。
そして実際に読んで、あなたに体感してほしいのです。人は他人から言われた事や、教えられた事を忘れやすくできています。
しかし自分で体験した事や、自分で調べた事は、なかなか忘れないのです。なので是非読んでほしいと思っています。自分を変えたい人に必要なのは、ちょっとした勇気です。
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自己変革や自己肯定のプログラム|アファメーションとは
また登場人物たちの名前にも、意味があります。
まずネズミの『スニッフ』とは、匂いを嗅ぐ・嗅ぎつけるという意味があり、変化を敏感に察知するタイプです。スニッフの嗅覚で、チーズが徐々に減っている事に気付くことができ、その後の行動に素早く移す事が出来たのです。
ネズミの『スカリー』とは、急ぐ・素早く行動するという意味があります。彼の迅速な行動により、チーズの無くなったステーションCに留まる事を回避する事が出来たのです。
小人の『ヘム』は、囲む・閉じ込めるという意味があります。変化に対して一番対応出来ないタイプです。頭の中には「なぜ」「次こそは」「何とかなる」でいっぱいになり、行動に移す事が出来ません。時には他人に責任転嫁するのも、このタイプです。
小人の『ホー』は、驚きや喜び・笑うという意味があります。彼はネズミ達から小さな変化に気付く事、物事を複雑にせず柔軟に対応する事など多くを学びました。そして最も大事な事『最大の障壁は、自分自身の中にある。自分が変わらなければ何も好転しない。』を教えてくれているのです。
どうですか。あなたの周りにも似たような人がいませんか?
まとめ
人生において、絶対に読むべき本のご紹介をさせて頂きました。
変化とは、いつでも誰にでも起こりえます。時には災難な事もあるでしょう。
しかし怯えてばかりいて、その場に居座り続けても、天からチーズは降ってきません。むしろ行動しなければいけないのです。時には暗闇の中を。また恐怖の中を。
しかし変化に対応して行動した人だけが、新しいチーズを見つける事が出来るのです。
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大人の言う事を聞くからダメな人間になる本当の話し
私の出来るのはここまでです。どこまで行っても最後は『あなたの自由』です。選ぶのも選ばないのも、あなたの選択次第です。
さあ、あなたは『チーズはどこへ消えた?』を読みますか?それとも読みませんか?
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何卒よろしくお願い致します。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。