最近ようやく犬や猫のペットにもアトピーやアレルギーがある事が分かってきました。しかし人間も犬も、アトピーと誤診される可能性があります。
それ本当にアトピーですか?
やみくもに薬を使用せず、他の皮膚病の可能性も疑った方が良いかもしれませんよ。どういう事なのか早速いきましょう。
※この記事は2016年7月に投稿していますが、2020年4月に追記・改稿をしています。
アトピー性皮膚炎と診断されたけど本当にアトピーですか?
いきなりの質問ですいません。今日は犬のアトピーについてです。我が家の犬も、かかりつけの獣医さんに『アトピー性皮膚炎』と診断されました。が、それって本当にアトピーでしょうか?
私たちがアレルギーに反応する様に、犬にもアレルギーがあります。現代社会の生活環境で、体内に入り込むアレルギーも変化します。そして、私たちの体内も変化していきます。
なので
「去年まで平気だったものが今年から酷くなる。」
「食べ合わせによって症状が悪化する。」
「季節や体調によって変化する。」
などの事は充分考えられます。
犬も同じですね。お散歩中の雑草などもありますが、虫刺され、ノミ、やはり一番多いのが、食べ物によるアレルギーです。
毎日の食事はもちろん、おやつ、人間の食べ物を少しもらうなどなど。下手をすると死に至るケースもあります。
ですので、初めにアレルギー検査、血液検査を強くお薦めします。また年月が経つと変化しますので、一年毎や2年毎に検査をするのが良いかと思います。
ドッグフードによる症状
人間が食べるものでも、最近では信用を失ってきている現状です。ドッグフードとなるとなおさらですよね。どこかの国の人の発言に近い「私が食べるわけじゃないからいいのよ。」という思考。本当に信じられません。
巷に出回っているドッグフードには、『酸化防止剤』『着色料』『防腐剤』『保存料』が多く入っています。以前書いたトランス脂肪酸(以下参照)もそうです。
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いつまで病気の原因になるトランス脂肪酸を口にするのですか
『植物性油脂』と名前を変えて今後は、もっと入ってくることでしょう。なぜならメーカーは、「売りたい」「日持ちしてほしい」「食欲旺盛で食べれば良い」などと、考えている所が多いからですね。そして消費者である飼い主さん達も、可愛いペットがモリモリ食べていれば問題がないと思ってしまいます。
全てとは言いません。
しかし賞味期限が長く、美味しそうな匂いがする方が、危険な可能性が高いのです。寿命が短くなったり、他の病気のリスクが高まったりしてしまいます。人間の食べ物もそうなっているのですから、ドッグフードもね~。
こんな症状が出たらすぐに獣医さんに相談しましょう。
・目の周り、口周り、耳の中が赤くなる。
・食後すぐに痒がる(かゆがる)。
・フケが出る。
・顔をタオル地などにこすりつける。
・指の間や足を舐めたり噛んだりする。
相談する時には、何時に何を食べさせたのか、成分は?など、しっかりメモを取るなり、写メで持っていくことですね。まずは食事から管理することが、重要です。
アトピーと誤診される事!?
アレルギーとアトピー、その他の皮膚病、感染症は複雑に絡み合っています。診断に時間が掛る事もしばしば。何件かの獣医さんにも診てもらう事が、正しい治療に繋がります。
何故なら膿皮症(のうひしょう)、マラセチア性皮膚炎、ダニが寄生する疥癬(かいせん)などの皮膚病と併発している事。また、検査結果の誤りなども考えられるからです。
アトピーと診断されて薬を使う。
決して薬を使う事に、反対しているのではありません。症状が重い時、痒くて余計に炎症が進む時は、薬を使用して痒みや炎症を軽減してあげるのが最善だと思います。
人間にとっても痒みは、どうにもならないくらい耐えられないものですよね。
ですが、副作用や他の免疫機能の低下など、薬には副作用がつきものです。なので、痒みと炎症を抑えたら、食事を含む生活環境を改善して、愛犬のストレスも無くしていきましょう。
シャンプーの成分
以前シャンプーの成分の話も書きました。
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肌トラブルを改善するためにシャンプーの使用をやめてください
うちの犬は、10日~2週間の間隔で、お風呂に入れています。その時に使用するのは石鹸です。(詳しくは、肌トラブルを改善するためにシャンプーの使用をやめてくださいからどうぞ。)
我が家の犬も数多くのアレルギーがあり、アトピーと診断されました。
ですが、シャンプーから石鹸に変えてからは、掻きむしる頻度は減っています。もちろん食事もアレルギーの入っていないものに変えましたよ。
石鹸に変えてから皮膚の調子もいいです。口周りや脇の下、股の間の毛が抜けていた所は毛が生えてきました。
まとめ
犬のアトピーには薬を使うなと言っているのではありません。医師の診断のもと、症状が酷い場合には、薬を使用するのが良い場合もあります。また愛犬にも使用出来るサンホワイトのワセリンは、肉球の保護や乾燥しているところに最適です。
また実は違う病気なのに、アトピーと誤診される可能性もあるのです。そんな中、むやみに薬を使用し続けていたら良くなるものも、良くなりません。しっかりと見極める事が重要です。
人も犬もアトピーは、長期的に闘う病(やまい)です。ですが、絶対に良くなります。諦めずに闘っていきましょう。
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