以前もステロイドの事を書かせて頂きました。アトピーの人にとって、怖いというイメージの多いステロイド剤。
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アトピーとステロイドの関係で誤った情報に困惑?
プレドニンの使用上の注意や副作用について、本当のところはどうなのか、検証していきます。
※この記事は2016年6月に投稿していますが、2020年4月に追記・改稿をしています。
プレドニンとは
プレドニンは、一般的には『プレドニゾロン』と呼ばれています。
ステロイド・副腎皮質ホルモンの一種の飲み薬です。炎症を抑えたり、免疫系の病気やアレルギー症状の病気に使用されています。
また他にも多くの作用があるため、様々な病気や症状に広く使用されています。効果が強力なためがんの治療にも用いられています。
プレドニンの効果は中期的に持続するため飲み方を工夫できるお薬です。また少量であれば胎盤で分解されるので、妊娠中にも比較的安全に使用できます。
※中にはプレドニゾロン(プレドニン)によって、アレルギー反応をする方もいます。
プレドニゾロン(プレドニン)を使用する理由
・効果が早い
・ほとんどの人に効く
・服用方法を加減しやすい
・安価
といった点があげられます。
副腎の働き低下により副腎皮質ホルモンの分泌が不足する病気、アジソン病や急性副腎不全、関節リウマチ、喘息、血液障害などに使用されています。
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サボった副腎とアトピー、病院の以外な関係?
近年では外用薬を使えない、犬や猫のアレルギー治療にも使用されています。
プレドニゾロン(プレドニン)の使用上の注意点
症状
・喉が乾き水分を欲する
・尿の量が増える
・食欲が増進する
・感情の変化
中長期的使用による症状
・胃腸障害
・筋肉量の低下
・皮膚や血管が薄くなる
・副腎機能の低下
・糖尿病のリスク
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かゆみの原因はストレス|知っておきたい5つの解消法とは
注意点
注意
・食事の際、糖質、脂肪、塩分の少ない物を摂るように心掛ける。
・反対にカリウム、タンパク質、ビタミンを多く摂る。
・飲酒しない(薬の効果を無にしたり、副作用が強くなる可能性がある)。
・プレドニゾロンに対するアレルギーが無いこと。
・自己判断による使用の中止。
・妊娠に気づいたらすぐに医師に相談する事。
・授乳期は使用を中止してすぐに医師に相談する。
医師の指示に従い、用法、用量を正しく守りましょう
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アトピーの治療には薬を使用するべきかどうか考える
プレドニゾロン(プレドニン)の副作用について
長期使用や大量使用による副作用の一部
・糖尿病
・続発性副腎機能不全
・消化器系の潰瘍(かいよう)
・感染症
・精神変調
・骨粗しょう症
・白内障、緑内障
・心筋こうそく
・脳梗塞(のうこうそく)
・皮膚、血管が薄くなる
などが挙げられます。
まとめ
プレドニゾロン(プレドニン)を含むステロイド剤ですが、副作用ばかり着眼されて怖い薬だとの認識ですが、医師の指示に従い正しく使用すれば安全な薬なんです。
ただステロイドは完治するものではありません。症状を劇的に抑えてくれるお薬です。それよりもお勧めするのは、肌の乾燥を防ぐことです。こちらサンホワイトのワセリンは、とても素晴らしいですよ。余計なものが一切入っていないので、安心して使ってもらえます。気になるところに薄くのばしてくださいね。
肌が良くなっている時にどうするか、そこが一番大切ですね。どうするべきか。それは『アトピー性皮膚炎の治療で一緒に完治を目指しましょう』で詳しく書いています。良ければこちらも参考にしてみてください。
追伸
私はステロイドの内服薬はほとんど飲んでませんでした。外用薬で症状が悪化したら使用する程度です。
ですが十数年前、眼科で「このままステロイドを使用していたら将来、緑内障になるよ。」と言われました。
その日から現在まで、ステロイドを使用していません。
本当に酷かった私がこんなに良くなるんです。一緒に頑張っていきましょう。
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