冬は乾燥でかゆくなり『乾燥するとかゆみが増すこの時期の対策とは』、夏は汗でかゆくなる『アトピーの人は痒みが増すから汗をかいちゃダメ?』。梅雨の時期はあせもと併発して、より肌が悪くなります。春は花粉の時期で、アレルギーとの闘いです。
現代社会では、仕事や家庭でのストレスも、かゆみの原因と言われています。『ストレスで肌のカビが増殖する?マラセチアとは一体』アトピー以外の人も、このストレスからくるかゆみが原因かもしれません。
今回はストレスや様々な原因からくる、かゆみの解消法をご紹介していきます。
※この記事は2018年5月に投稿していますが、2020年5月に追記・改稿をしています。
ストレス
ストレスが原因のかゆみは、『ストレス』を受けないようにする事が一番なのですが、現状難しい人が多いのではないでしょうか。ではどうするべきか。
人は強いストレスを受けると、自律神経が乱れます。そうすると交感神経が活発になり興奮状態、緊張状態になります。そしてコルチゾールというホルモンが、大量に分泌されます。
このホルモンは、免疫力を低下させ、不妊をもたらします。『免疫力をあげるとアトピーにも改善・効果がある』また記憶を司る脳の海馬を萎縮(いしゅく)させるという事も報告されています。
ストレスによって分泌されたホルモンは、血液の流れに悪影響を及ぼして、皮膚の水分量を少なくさせます。これによって肌のかゆみが起こるのです。そうして起こったかゆみが、またストレスを生むという悪循環に陥ります。ですのでストレスを受けない事が望ましいです。
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肌の乾燥を防ぐ対策は保湿?保水?それとも・・・
それでも受けてしまうストレスには、以下の3つの解消法がいいでしょう。
一、ホルモンバランスを整える
一、腸内環境のバランスを整える
一、血流循環の改善
ホルモンバランスを整える
規則正しい生活を送るようにしましょう。朝起きたら太陽の光を浴びることです。体内時計がリセットされます。
オンとオフをきちんと切り替えましょう。交感神経と副交感神経のバランスが大事になってきます。休んでいる時は、仕事の事など考えないようにしてください。
良質な睡眠を取りましょう。夜中に目覚めたり、二度寝をしたいと思ったら、それは睡眠の質が下がっています。きちんと寝て朝は、きちんと起きるようにする事です。
腸内環境のバランスを整える
腸内環境を整えると、自然と免疫力が高まります。それは全体の70%ほどの免疫力が、腸に集まっているからです。
風邪の菌やウィルスから私たちの身体を守っているのは、腸なのです。すなわち腸内を良い環境にすれば、風邪などにかかりにくく、皮膚のかゆみも軽減してくれるわけです。
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腸内環境を整えることはアトピーの改善や美肌にも重要
血流循環の改善
血流の改善には、身体を温める事が重要になってきます。まず軽いジョギングやウォーキングで、運動をしましょう。
また入浴は40℃にして、ゆっくり浸かるようにしましょう。決して42℃以上にはしないでくださいね。肌の乾燥が進んで、余計かゆみが増しますよ。
・肌トラブルを改善するためにシャンプーの使用をやめてください
生姜を摂るようにします。生姜は薄切りにして、天日干しやレンジで乾燥させます。それを80℃ほどの紅茶と摂取します。
身体を暖めて、血流循環の改善をしましょう。
ダニ・カビ・ハウスダスト
かゆみの原因は、ストレスだけとは限りません。あなたのベッドや布団は大丈夫ですか?
ベッドや布団はダニの温床です。もしかしたら何万ものダニの死骸やダニの糞の中で、睡眠をとっていませんか?『アトピーとダニの関係は知らないと恐い本当の話』
2年間使った枕の重さのおよそ10%は、ダニの死骸とダニの糞ですよ。寝ている間に、あなたの鼻や口から体内に入っているかもしれません。
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考え方を変えるだけで心が楽になるメンタルケア七選
カビも見逃せません。一見綺麗に見える浴室の天井は、実はカビだらけです。お風呂の湯気でカビの粒子が、あなたが入浴中に降り注いでいます。『アトピー患者の正しいお風呂に入るためのガイドライン』
花粉や車の排気ガスを含む、目に見えないホコリなどの事をハウスダストと言います。外出先から帰宅して上着をそのままにしていたら、あなたご自身で家を汚しているようなものです。上着やズボン、スカートについた花粉などを、はらってから自宅に入るようにしましょう。
こまめの掃除や洗濯はもちろんですが、家の中に入れないようにすることも重要です。
アレルギー
花粉や食べ物、金属からゴムまで、世の中には様々なアレルギー物質が存在します。それらを体内に入れないようにする。肌に触れないようにする。こういった事も重要ですが、あなたはアレルギー検査を受けていますか?『アトピー改善のためにまず最初にする事と理由』
以前は陰性だったから大丈夫だと侮っていると、大変危険です。いつの日か、突然陽性になっていることもあるんです。
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食物アレルギーの恐ろしさをもっと多くの人は知るべき
中にはアナフィラキシーショック、生命に関わる重篤な事になる可能性もあります。かゆみを抑える事も大事ですが、まずは知る事が重要です。あなたの身体を守るのは、あなただけなのです。
食事
アレルギーの危険性もありますが、食事を考える事は非常に大切です。毎日の食事によって我々の身体は形成されています。バランスの良い食事を摂るようにしましょう。『治療に役立つアトピーの人におすすめの食べ物7選』
腸内環境を整えるには、ヨーグルト、発酵食品を摂取してください。快適な睡眠に良い食べ物は、キムチです。これは腸内環境にも良いので、晩ごはんの時に小鉢程度のキムチやお漬物を摂るのは、非常に良いでしょう。
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アトピーの効果的な治療法で完治を目指す
先程も書きましたが、身体を温めるのに生姜はとても良い食材です。皮膚を強くするビタミンAを多く含んでいる、鶏レバーや人参もおすすめです。
また私たち日本人の身体に、洋食は合っていません。たまに食するのは構わないですが、基本は魚、根菜類を中心にした食事が望ましいです。
医食同源です。
食事を見直すのも非常に大切ですよ。
不規則な生活
最後にストレス、寝具や部屋の掃除、アレルギー対策、食事等々。全てに当てはまります。不規則な生活はかゆみを悪化させます。
仕事やプライベートで、忙しいとは思います。しかし生活リズムが乱れては、どんな対策をしても元の木阿弥です。
心身ともにリラックスを心がけて、充分な睡眠、健康的なバランスの良い食事を摂りましょう。根本原因を解消すれば、自ずと良い結果が待っています。かゆみを抑えるには毎日の生活から改善するようにしましょう。
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顔のかゆみ、肌トラブルはストレスからきている
まとめ
かゆみの原因はストレスだけではありません。それぞれに対しての解消法をお伝えしてきました。
不要なものが一切入っていない『サンホワイトのワセリン』は本当に優れものですよ。かゆみには保湿も大切ですからね。
全てを一度にやらなくても結構です。出来る事から一つずつチャレンジしてください。
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あなたのかゆみが、少しでも軽減できるのであれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。