アトピーを完治するのは、とても難しいことです。『アトピーの原因は未だに分からないってホント?』現代の医学でも解明していないのですから・・・。
ですが、『ほぼ完治』することは出来ます。時間は掛かりますが、一つ一つ行っていってくださいね。
※この記事は2018年1月に投稿していますが、2020年5月に追記・改稿をしています。
食事を見直す
まずは毎日の食事から見直しましょう。アレルギー検査をしている方でしたら分かると思いますが、アレルギー反応の食べ物は絶対に口にしない事です。
少しでもアレルギー反応の物を食べてしまうと、アトピーは一気に悪化します。私は特に柑橘類とナッツ類に過剰に反応します。
街へ出て、本格インドカレーが食べたくなっても、店員さんに聞いて、シェフに確認を取ってもらって、結局食べられない事がほとんどです。
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腸内環境を整えることはアトピーの改善や美肌にも重要
何故かというと、ココナッツミルクだったり、パーム油が使用されているからですね。最近ですと、私の事情を知ってくれたインドカレー店の店主さんが、アレルギー物質を除いたカレーを出してくれます。(そのお店だけですけどね。)
店主さんいわく「インドカレーにはスパイスが多く、ナッツを入れなくても他のスパイスで美味しく作れるよ。」との事。ただ事前に連絡を入れてからでないと、対応してくれません。(涙)
用意が必要だからですね。しかたがない。
こちらで出してくれる、私専用の本格カレーを食べても痒くもなりませんし、アトピーが悪化することもありません。事前予約した上で美味しく頂いています。
添加物に注意
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アトピー肌の老化防止と効果的な対策とは
手軽に購入出来てしまう、コンビニの食品やインスタント食品、レトルト食品なども避けたほうが良いですね。保存料、甘味料、着色料、香料、酸化防止剤などに該当する添加物は、食品の加工や保存、見た目の良さで入れられています。これが身体に、良いはずがありません。
化学的に生成された添加物です。これは言葉は悪いですが、危険ドラッグと一緒みたいなものです。分子構造を変化させて、食品を良い状態にしようとしているからです。
見た目が良い商品、長いこと保存が出来る商品の方が消費者によく売れるからです。身体への反応なんて二のつぎ三のつぎなんですよ。
『(中略)国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。』
引用:厚生労働省HPより抜粋
このように少量だったら構わないという考え方です。御自分達がアトピーじゃないからでしょうね。ご自身や親族にアトピー患者がいたら、まず食べさせないんじゃないですかねぇ。
トランス脂肪酸の恐怖
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アトピー患者の正しいお風呂に入るためのガイドライン
『いつまで病気の原因になるトランス脂肪酸を口にするのですか』こちらの記事でも書きましたが、トランス脂肪酸は絶対に口にしないでください。アトピー患者どころか、健康体の人の身体まで蝕んでいきます。なにせ体外に排出できないのですから。
報告例では、狭心症、心筋梗塞、認知機能の低下、突然死、糖尿病などがあげられています。アメリカやヨーロッパの各国では、『食べるプラスティック』と言われていて、使用禁止にもなっています。一方日本では、使用を少なくする働きはありますが、まだまだ大量に入っています。
一例ですが、
パン
ケーキ
ドーナッツ
クッキー
スナック菓子
生クリーム
フライドポテト
ナゲット
ポップコーン
マーガリン
ショートニング
コーヒーフレッシュ
などなど
日本のメーカーも使用の低減には力を入れていますが、現状まだ諸外国には追いついていません。また私個人の話しですが、トランス脂肪酸をパーム油に切り替えている企業もあります。・・・ちょっと、どっちもダメだってばぁ~・・・
恐怖の食品
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日本酒のお風呂に入ってアトピーが劇的に軽減しました
都市伝説のように、語られている事があります。
まずは機内食です。何年ぶりかに通常の点検や掃除では、取り外さない箇所を開けたところ、数年前に個数が合わなかった機内食が出てきたそうです。どうやってそんな所に入ったのか、疑問がありましたが、問題はそこではありませんでした。
何年も経っているのに、カビ一つ生えず原型をとどめたままだったそうです。
次にドーナッツです。清掃業の方の話しです。一般にゴミ屋敷とか片付けられない人の為に、不必要なものを廃棄して掃除をしてくれる業社です。あるお宅から依頼があり訪ねた所、依頼者は20代後半の女性。2年ほど前から片付けられなくなり、足の踏み場もない状態でした。
一番下の所から、ドーナッツが出てきました。これも原型をとどめたまま。何一つ変化していなかったそうです。虫や細菌でさえ手をつけなかったんでしょうね。
食べて欲しいもの
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副腎のツボでアトピーが好転反応をする
まず第一に、バランスの良い食事をすることを、頭に入れてくださいね。これが良いからと、そればかりを食べていたら悪影響になりますから。
代表的なのは何と言っても『和食』です。焼き魚、煮物、和え物、蒸し料理、お漬物が中心で、余計な油を摂取しないで済みます。お米も可能であれば、白米から玄米や雑穀米にすると、なお良いでしょう。
また海藻もいいですね。私はめかぶを味噌汁に入れて飲んでいます。果物を積極的に摂る事もおすすめします。ビタミンは肌にとっても良いですからね。
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考え方を変えるだけで心が楽になるメンタルケア七選
腸内環境を整える
単純にアトピーは、肌の問題だと考えている方が多いのが事実です。確かに肌を衛生的にしなければいけませんし、保湿も大切です。入浴の時にゴシゴシ洗わないなど、肌のケアも重要な事ですよね。
しかし実はアトピーの人は、腸内環境に問題がある人が多いんです。毎日清潔にして、薬を塗ったり保湿をしてるけど、一向に良くならないって人は、実は腸内が荒れているかもしれません。
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免疫力をあげるとアトピーにも改善・効果がある
60年程前までは、日本にアトピー患者はさほど多くなかったんです。食の欧米化が進み、和食から肉中心の食生活へ変化していきました。我々の胃腸は、やはり和食に合っているんですよ。
確かにお肉は美味しいですし、全く食べるなとは言いません。ただ和食を中心にして、週の何回かだけ肉を食べる方向へ、シフトチェンジした方がいいでしょう。
積極的に取り入れてほしい
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顔のかゆみ、肌トラブルはストレスからきている
腸内の事を考えると『発酵食品』は欠かせません。日本本来の発酵食品といえば、味噌、醤油、納豆、漬物ですよね。これを極力取り入れるようにしましょう。
醤油などは、高温多湿の日本だから出来た素晴らしい発酵食品です。偶然から誕生したといっても過言ではないくらいです。風土にも日本人の身体にも合っていたんですね。
また漬物は発酵食品の王様です。昔は、どこの家庭でもぬか床があり、お祖母ちゃんやお母さんが毎日作ってくれていました。この乳酸菌が生きたまま腸まで届くのです。漬物は断然おすすめですよ。
その他の発酵食品
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サプリメントは副腎疲労や夏バテ解消にも効果が
日本のものでいうと、鰹節、塩辛、醸造酢、日本酒、酒粕があげられます。またコチュジャンや豆板醤、ウスターソース、キムチ、ザーサイ、メンマ、ヨーグルト、紅茶があります。あなたもよく聞くと思いますが、「腸にはヨーグルトがいいんでしょ。」って、間違いではないですが、大正解でもないんです。
ヨーグルト単体ですと、あまり効果は期待できません。なのでオリゴ糖を一緒に摂取する必要があります。代表的なものとして蜂蜜です。ヨーグルトに蜂蜜やオリゴ糖をかけて食べるようにします。
またヨーグルトは、毎日摂取しなければ意味がありません。なので、和食中心の食生活にして、漬物を食べる事が一番のおすすめですよ。
胸に手を当ててちょっと考えてみてください。
最近お酢を摂りましたか?
最近お漬物を食べましたか?
最近甘酒を飲みましたか?
甘酒の作り方(2人分)
材料
・酒粕 50g
・水 400cc
・オリゴ糖 大さじ1杯
(スーパーなどで売っている液体のもの)
・蜂蜜 大さじ1杯
・塩 ひとつまみ
1、水を鍋に入れて沸騰させます。
2、沸騰したら火を止めて酒粕を投入。
3、菜箸で酒粕をほぐしながら5分~10分待ちます。
4、オリゴ糖と蜂蜜、塩を入れて再び火をつけます。
5、よくかき混ぜて沸騰する手前で完成です。
※注意 よくあるレシピで砂糖を入れていますが、アトピーの人にとって砂糖は極力避けた方がいいでしょう。特に上白糖はNGですよ。
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アトピーを悪化させる砂糖|原因と対策を公開します
秘密兵器
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アトピー改善にはオメガ3を効果的・積極的に摂ろう
毎日の食生活を改善して、腸内環境を良くしていく時に、とても重要な秘密兵器があります。それは『ビオフェルミンなどの整腸剤』です。お腹が痛くなった時に、飲む印象が強い整腸剤ですが、毎日飲むと腸内環境が劇的に良くなります。
何度も書きますが、整腸剤だけではダメですよ。和食中心の食生活で、バランス良く摂ることです。その上で整腸剤です。
三週間もしないうちに、改善されていると実感できるでしょう。
まとめ
ステロイドの塗り薬や非ステロイドの軟膏など、絶対に使用しないことを勧めている方もいますね。私も出来れば使用しない方が、良いとは思います。反対はしません。
ですが、どうしても痒くて眠れないとか、炎症が酷い場合は一時的ではあるにしても、症状を緩和した方が良い事もあります。
長いこと常用したり、レベルの強い薬へと段階を踏むのは良くありませんよね。根本的な解決にはならないわけですから。
今回の食事療法で、生活習慣から変えていってみましょう。そして肌の乾燥防止、肌を清潔に保つ、入浴方法を変えてみる、免疫力を高める等々、一つ一つが大事になってきます。
アトピーの完治を目指して、お互いに頑張りましょうね。
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